今後、益々少子高齢化が進行する日本社会において国家財政と社会保障費の問題は避けて通れず、現行の医療システムや国民皆保険制度は限界を迎えつつあります。医療もその姿を変えていかなければ時代に取り残されていくばかりです。

私は循環器内科の医師として従事する中、アナログを中心とした診療提供の形に危機感を感じておりました。地域の皆様のライフスタイルは多様化し、取り扱う情報量も多くなってきている中で、医療従事者の活動範囲は年々拡がっております。昔ながらの診療提供体制で処理できる限界を迎えている一方で、最前線の医療従事者の頑張りに甘えてきた医療体制は変わりありません。医療従事者の負担と疲弊感だけが強くなるのを目のあたりにする中で、新しい医療の形を目指す必要があると強く考えております。

我々のアプローチ方法は地域医療の現場に大きく存在している課題を一つずつ解決することからイノベーションを生み出すことです。理想の未来像を描くことは難しくないかもしれませんが、困難な中でしっかりと歩みを続けることなしには本当の医療イノベーションはないと考えております。その中で医療リソースの地域偏在問題、医療関係者の業務負荷・多様性への対応が主な課題です。

AIソリューション等、最新のテクノロジーを駆使した医療DXにより医療のアナログからの脱却による現状の課題解決を実現すべく、株式会社MeIXを2023年に設立しました。
我々の活動が医療の『新たな未来を切り拓く』ことへ繋がると心から信じ挑戦して参ります。是非ご期待ください。

株式会社MeIX  代表取締役社長CEO 小正 晃裕

プロフィール
2011年 京都大学医学部卒業(MD・専門 不整脈・電気生理学)、2024年 NUCB Executive MBA
関西電力病院、国立循環器病研究センター、京都大学医学部附属病院にて循環器内科に従事。NUCBではマクロ視点での医療経済・経営学を学び少子高齢化社会における医療の在り方について研究