この記事でわかること
- ストレスチェックの費用が何で決まるのか(費用の内訳)
- 受検単価・面接指導・集団分析それぞれの相場の目安
- 従業員50人未満の会社が費用を抑える具体的な方法(無料の公的支援を含む)
- 見積もりを比較するときのチェックポイント
50人未満で「いくらかかるのか」を知りたい会社の方へ(この記事の執筆元)
筆者は現役の医師・産業医です。当社MeIXは、リモート産業医顧問とストレスチェックをまとめて提供し、実施者の確保から高ストレス者の面接指導まで一気通貫で対応しています。費用の見積もりや、無料の公的支援を含めた最適な組み合わせのご相談も歓迎です。→ 30分の無料オンライン相談はこちら
結論:費用は「受検単価 × 人数 + 面接指導 + オプション」で決まる
ストレスチェックの費用は、大きく次の要素の足し算で決まります。
- 受検費用(1人あたりの単価 × 受検人数)
- 高ストレス者への面接指導(医師)の費用
- 集団分析・職場改善支援などのオプション
- 初期費用・最低利用料金(かかる場合がある)
このうち、受検費用だけを見て「安い」と判断すると、面接指導やオプションで総額が変わることがあります。比較のときは「どこまで含まれるか」を必ず揃えてください。なお、従業員50人未満の事業場は無料の公的支援も使えます(後述)。実施の流れそのものは「50人未満のストレスチェック実施方法・流れ」で解説しています。
費用の内訳と相場の目安
以下は、複数の産業保健サービス提供各社が公表している料金をもとにした参考レンジ(2026年8月時点)です。実際の金額は事業者・人数・実施方法により変わります。
| 項目 | 相場の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 受検費用(Web受検) | 1人あたり 約300〜600円 | 受検人数が多いほど単価は下がる傾向 |
| 受検費用(紙・マークシート) | 1人あたり 約450〜1,000円 | 集計の手間がかかるぶんWebより高め |
| 高ストレス者への面接指導(医師) | 1回あたり 約1〜5万円 | 対象者数に応じて変動 |
| 集団分析 | 1グループあたり 約2.5万円前後 | 依頼する場合のオプション |
| 初期費用・最低利用料金 | 事業者による | 少人数だと「最低◯万円から」となることも |
※上記は各社公表料金からの目安であり、特定事業者の価格を保証するものではありません。正確な金額は見積もりでご確認ください。
① 受検費用(Web受検か紙か)
最も基本となるのが、受検者1人あたりの単価です。Web(オンライン)受検は集計が自動化されるため単価が低め(目安1人300〜600円)、紙・マークシートは集計の手間がかかるぶん高め(目安1人450〜1,000円)になる傾向があります。多くのサービスで、受検人数が多いほど1人あたりの単価は下がります。
50人未満の会社は受検人数が少ないため、「1人あたり単価」よりも次に述べる最低利用料金が総額を左右することがあります。
② 高ストレス者への面接指導の費用
高ストレス者が面接指導を申し出た場合、医師による面接指導が必要です(目安1回1〜5万円)。産業医がいない50人未満の会社では、この面接をどの医師が担うかを決めておく必要があります。受検費用が安くても、面接指導が別料金・高単価だと総額が膨らむことがあるため、「面接指導まで含むか」を必ず確認してください。
なお、50人未満の事業場は、地域産業保健センター(地さんぽ)で高ストレス者への医師の面接指導を無料で受けられる場合があります(後述)。
③ 集団分析・オプション
部署単位で結果を分析する集団分析は、依頼する場合のオプション(目安1グループ約2.5万円前後)です。ほかに、職場環境改善のコンサルティング、研修、多言語対応などをオプションで提供する事業者もあります。集団分析は現在努力義務ですが、職場改善に最も役立つパートなので、費用対効果を見て判断するとよいでしょう。
④ 初期費用・最低利用料金に注意
受検単価が安く見えても、初期費用(システム利用料・アカウント発行料)や最低利用料金が別にかかることがあります。とくに受検人数が少ない50人未満の会社では、「1人◯円」よりも「最低◯万円から」という最低料金が実質的な下限になりがちです。見積もりでは、単価だけでなく総額を確認してください。
50人未満が費用を抑える3つのコツ
- 無料の公的支援を使う──従業員50人未満の事業場は、地域産業保健センター(地さんぽ)で高ストレス者・長時間労働者への医師の面接指導などを無料で利用できます。産業保健総合支援センター(47都道府県)でも制度導入の相談・研修を無料で受けられます。まず無料でできる範囲を確認しましょう。
- Web受検を選ぶ──集計が自動化され、少人数でも運用しやすく単価も抑えやすいです。
- 産業医契約とまとめる──ストレスチェックの実施者確保と高ストレス者の面接指導を産業医(リモート顧問医を含む)契約にまとめると、別々に手配するより割安になり、面接指導までスムーズにつながります。産業医の費用感は「産業医の費用相場はいくら?」を参照してください。
見積もり比較チェックリスト
- 受検単価(Web/紙)と、受検人数による単価の変動
- 面接指導が含まれるか(含む/別料金・1回いくらか)
- 集団分析の要否と料金
- 初期費用・最低利用料金の有無
- 実施者(医師・保健師等)の確保が含まれるか
- 結果通知・保存・個人情報管理の範囲
- 契約期間の縛り・解約条件
参考:MeIXの料金例
参考に、当社(株式会社MeIX)の料金の考え方を示します(税別)。当社はリモート産業医顧問とストレスチェックをまとめて提供しており、ストレスチェック一式はライトプラン年8万円〜・フルプラン年15万円〜(フルは高ストレス者の医師面接指導5件込み)、実施者業務のみの受託は年6万円〜、産業医の訪問嘱託は月5万円〜、オンラインのスポット面談は基本料金2万円(業務時間30分まで)〜です。産業医契約とまとめることで、実施者の確保から高ストレス者の面接指導までを一つの窓口で担保できます。金額よりも「何が含まれるか」を揃えて比較することをおすすめします。
よくある質問
Q1. 50人未満でも費用はかかりますか?
A1. 外部委託すれば費用はかかりますが、地域産業保健センターの無料支援を併用すれば負担を抑えられます。まず無料でできる範囲を確認するのがおすすめです。
Q2. 受検費用の相場はどのくらいですか?
A2. Web受検で1人あたり約300〜600円、紙・マークシートで約450〜1,000円が目安です(各社公表料金より・2026年8月時点)。受検人数が多いほど単価は下がる傾向があります。
Q3. 面接指導は別料金ですか?
A3. 事業者によります。受検費用に含まれず、1回あたり約1〜5万円の別料金となることが多いため、見積もり時に必ず確認してください。50人未満は地域産業保健センターの無料面接指導も利用できます。
Q4. 産業医契約とまとめると安くなりますか?
A4. 実施者の確保と面接指導を別々に手配するより、まとめたほうが割安になり、対応もスムーズになるケースが多いです。
Q5. いつから準備すべきですか?
A5. 令和10年(2028年)4月1日の施行に向け、実施者・面接医師の確保は早めが安全です。費用の目安を早めに立てておくと予算化がスムーズです。
まとめ
ストレスチェックの費用は「受検単価 × 人数 + 面接指導 + オプション + 初期・最低料金」で決まります。受検費用の安さだけでなく、面接指導まで含めた総額で比較するのがポイントです。50人未満の会社は無料の公的支援を活用しつつ、産業医契約とまとめることで費用を抑えられます。義務化は令和10年(2028年)4月1日施行、早めの予算化が安心です。
株式会社MeIXは、リモート産業医顧問とストレスチェックをまとめて提供し、無料の公的支援を含めた最適な組み合わせをご提案します。30分の無料オンライン相談はこちら。
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執筆・監修
小正 晃裕(医師・産業医/循環器内科専門医・不整脈専門医・両立支援コーディネーター/株式会社MeIX 代表取締役CEO)
参考・出典:複数の産業保健サービス提供各社の公表料金相場(2026年8月時点)/厚生労働省「小規模事業場ストレスチェック制度実施マニュアル」(令和8年2月)/地域産業保健センター(こころの耳・厚生労働省)。費用は各社公表料金からの目安であり、正確な金額は見積もりでご確認ください。

