この記事の要点
医師監修の費用は何で変わるのか。本記事は他社の相場を扱いません。監修料に含まれる範囲、別途見積になるもの、見積もりが早く正確に出る伝え方を、自社の運用をもとに医師が整理しました。

執筆・監修:小正 晃裕(医師・日本医師会認定産業医。詳しいプロフィールは記事末尾)|最終更新日:2026年10月19日

この記事でわかること

  • この記事が「相場」を扱わない理由
  • 監修料が変わる2つの要因
  • 追加料金なしで含まれるものと、別途お見積りになるもの
  • 見積もりが早く正確に出る、問い合わせ時の伝え方
  • 金額を比べる前に確認しておくこと

医療記事の監修をお探しの方へ(この記事の執筆元)

筆者は現役の医師です。株式会社MeIXでは、各診療科の医師による医療記事の監修を提供しています。医学的な妥当性の確認に加えて、薬機法・医療広告ガイドラインの表現チェックまで含めて対応します。→ 医師監修のご依頼・ご相談(サービスのご案内)

この記事に「相場」を書かない理由

「医師監修 費用」で検索すると、相場を示す記事がいくつも出てきます。しかし本記事では、他社の相場を扱いません。理由は2つあります。

理由1:監修に定義がないので、金額だけを並べても比較にならない

医師監修とは何か|監修者が確認していることと、執筆との違いで書いたとおり、「医師監修」という言葉に法律上の定義はありません。

つまり、金額の異なる2つの見積もりが、同じ作業に対する値段とは限りません。 医学的な妥当性だけを見るのか、薬機法の表現チェックまで含むのか、出典の確認をするのか、監修者名を出すのか。含まれる作業が違えば、金額が違うのは当然です。

相場として平均額を示しても、自分の案件がいくらになるかは分かりません。 分かるのは「その範囲の作業なら、その金額だった案件がある」ということだけです。

理由2:根拠のない数字を書かない方針だから

弊社が公開している記事は、法令・通達・公的機関の資料など、出典をたどれる情報だけで構成しています。他社の監修料金は公開されているものが限られており、確認できない数字を「相場」として書くことはしていません。

そのかわり本記事では、費用が何によって変わるのかを、自社の運用をもとに具体的に示します。ご自身の案件に当てはめて、おおよその見当をつけていただけるはずです。

弊社の基準:1記事 3万円(税別)から

監修料は1記事あたり3万円(税別)からです。文字数と専門性によって変動します。

お見積りはメールでご提示しています。原稿そのものは、お問い合わせの段階では不要です。

費用が変わる2つの要因

① 文字数

監修は原稿を通読し、記載の一つひとつについて根拠を確認する作業です。分量がそのまま作業時間に比例します。

同じテーマでも、3,000字の記事と12,000字の記事では、確認する記載の数が大きく変わります。表や図が多い記事、出典が多数ある記事も、確認する項目が増えます。

② 専門性

領域と内容の深さによって変わります。

  • 一般向けの概説か、医療従事者向けの専門的な内容か
  • 最新の知見に関する記載を含むか
  • 数値・統計・研究結果の引用が多いか
  • 疾患の診断基準・治療方針に踏み込むか

診断基準や治療方針に踏み込む記事は、記載の一つひとつについて現行のガイドラインとの整合を確認する必要があり、時間がかかります。

追加料金なしで含まれるもの

監修料には、次の5つが含まれます。

#含まれるもの内容
1医学的妥当性の確認記載が現在の医学的理解と整合しているか。古い知見が残っていないか
2出典の付与・修正提案根拠が確認できるか。一次情報にたどり着ける形になっているか
3薬機法・医療広告ガイドライン・景品表示法の観点での表現チェック保証・誇大・推せんと読める表現がないか
4監修者表記用テキスト記事に掲載する監修者の氏名・資格・経歴の文面
5短い監修者コメント記事末尾などに添える短文

③の表現チェックを別メニューにして追加料金を取ることはしていません。 医学的に正しくても法規に触れる表現は珍しくなく、両方を見て初めて監修として機能すると考えているためです。

具体的にどのような表現に赤が入るかは、医療記事の薬機法チェック|監修者が実際に赤を入れる箇所で条文とあわせて解説しています。

なお、表現チェックは医師の立場からの助言であり、法令適合性の最終判断は依頼主様(必要に応じて弁護士等の専門家)にてお願いしています。

別途お見積りになるもの

項目補足
長文の監修者コメント執筆短いコメントは監修料に含まれます。まとまった分量のコメントを執筆する場合は、分量に応じて別途お見積りします
内科・産業保健以外の領域対応可能な場合があります。連携医師の対応可否を確認したうえでご回答します

お急ぎの場合

納期は通常1週間以内です。お急ぎの場合もご相談ください。分量と論点を先にお知らせいただけると、対応可否の判断が早くなります。

確認の質を落として納期を短縮することはしていません。 対応できない日程であれば、その旨をお伝えします。

見積もりが早く正確に出る伝え方

お問い合わせの際に次の5点をお知らせいただけると、金額と日程のご返答が早くなります。

#伝えていただきたいことなぜ必要か
11本あたりの文字数費用を決める主要因
2本数と時期複数本・継続の場合は進め方が変わります
3テーマと領域内科・産業保健か、それ以外か
4原稿の状態初稿か、校正済みか、公開済み記事か
5監修者表記の希望氏名・資格をどこまで掲載するか

準備の詳細は医師監修を依頼する前に準備しておくこと|発注側のチェックリストにまとめています。

継続してご依頼いただく場合の進め方は、本数と時期を伺ったうえで個別にご相談しています。

金額を比べる前に、確認しておくこと

複数の見積もりを比べるときは、金額の前に含まれる作業の範囲を揃えてください。同じ「監修」でも、次の点が違うことがあります。

確認すること質問の例
確認の範囲医学的妥当性だけですか。法規に照らした表現チェックは含まれますか
出典の扱い出典の妥当性まで確認しますか。出典の提案はしてもらえますか
修正の扱い指摘の反映を確認する工程は含まれますか
監修者の情報誰が監修するか、資格・経歴は事前に分かりますか
表記監修者名の掲載はどこまで可能ですか

範囲が揃って初めて、金額の比較が意味を持ちます。 安く見える見積もりが、実は確認の範囲が狭いだけ、ということは起こり得ます。逆に、必要のない作業まで含まれている場合もあります。

判断の材料として、この5つを聞いてみてください。

よくある質問

Q. 3万円は最低金額ですか

1記事あたりの下限です。文字数と専門性によって変動します。お見積りはメールでご提示します。

Q. 文字単価はいくらですか

文字単価では設定していません。同じ文字数でも専門性によって作業時間が変わるためです。分量と内容をあわせて拝見し、記事単位でお見積りします。

Q. 複数本まとめて依頼すると安くなりますか

本数と時期を伺ったうえで個別にご相談しています。お問い合わせの際に本数と時期をお知らせください。

Q. 薬機法チェックだけを依頼できますか

単独のメニューとしては承っていません。監修料に表現チェックが含まれる形で提供しています。医学的な正しさと法規上の表現は、両方を見て初めて監修として機能すると考えているためです。

Q. 見積もりに原稿は必要ですか

お問い合わせの段階では不要です。文字数・テーマ・本数・納期をお知らせください。対応可否と概算をお伝えしたうえで、あらためて原稿をお送りいただきます。

Q. 公開済みの記事の点検も同じ料金ですか

同じ考え方でお見積りします。文字数と専門性によって変動します。

まとめ

  • 本記事は他社の相場を扱いません。「監修」に定義がない以上、金額だけを並べても比較にならないためです
  • 弊社の監修料は1記事3万円(税別)から。文字数と専門性で変動します
  • 監修料には、医学的妥当性の確認・出典の付与と修正提案・薬機法/医療広告ガイドライン/景品表示法の観点での表現チェック・監修者表記用テキスト・短い監修者コメントが含まれます
  • 長文の監修者コメント執筆と、内科・産業保健以外の領域は別途お見積りです
  • 納期は通常1週間以内。お急ぎの場合もご相談ください
  • 見積もりを比べるときは、金額より先に「含まれる作業の範囲」を揃えてください

監修のご依頼をお考えの方へ

株式会社MeIXでは、各診療科の医師による医療記事の監修を提供しています。お見積りはメールでご提示します。記事の執筆・構成設計は承っておらず、監修に特化しています。→ 医師監修のご依頼・ご相談(サービスのご案内)

あわせて読みたい

医師監修のご依頼・ご相談はこちら
監修の範囲や費用感を知りたい方は、記事のテーマ・本数・ご希望の納期をお知らせください。メールで概算をお返しします(ご相談・お見積りは無料です)。

本記事に記載の法令・通達は、2026年9月16日時点の内容を確認しています。法令・通達は改正されることがありますので、実務では最新の原文をご確認ください。